体験談*社交不安障害(SAD)の克服を諦めた話

自分のこと

こんにちは。

今回は社交不安障害(SAD)に悩んで克服しようとしたけど、諦めてしまった話を書いてみたいと思います。

社交不安障害の症状などはこちらの記事に書いてみました。

やけくそで営業会社に応募

大学を辞めてしまって、アルバイトしたり、引きこもったり・・・

このままじゃ駄目だ、どうにかして自分を変えたいと思い、やけくそで飛び込み営業の仕事に応募しました。

採用していただき初めて正社員として働くことになりました。

仏のような所長、実は…

出社1日目は先輩に同行させてもらい、話を聞いたり、仕事の流れを把握します。

先輩と同行中の車内で

「所長、優しそうで良かったです」

と僕は言いました。

「まだ本性しらないからねぇ。そのうち分かるよ」

と先輩。

「???」

ハサミが飛んでくる…!?

最初の1週間は日替わりで違う先輩と同行をしました。

先輩達は入社したばかりの自分が嫌にならないように、気を遣いつつ、所長のヤバさを教えてくれました。

所長は表は笑顔だけど、沸点が低く、すぐにキレる。

しかもキレた時のエピソードが、胸ぐらを掴んで宙に浮かせたとか、ハサミが飛んで来たとか。

実際すごく細かくて、ちょっとした言葉使い、発言、行動で一瞬にして豹変する方でした。

引継ぎ終了

最初の1週間が終わると、自分と入れ代わる先輩との引継ぎ作業に入りました。

既存のお客様200件程の引継ぎ、新規開拓の営業方法など1ヶ月間先輩に教えてもらい、ひとり立ちします。

ちょっと前まで引きこもっていたので毎日が必死でした。

休みの日は起きられなくて一日中ベットの上で過ごしていました。

2ヶ月目の事件

2ヶ月目で、僕の営業車に凹みがあって、それを所長が発見した事がきっかけで、所長のターゲットになりました。

僕はぶつけた記憶もないし、凹みも気が付かなかったので、正直にそう伝えたのですが、

「気がつかないわけがない」

「嘘つきだ」

「細かい変化に気がつかないようでは営業マン失格だ」

と信じてもらえませんでした。

契約をもらえた

3ヶ月目辺りで立て続けに新規契約をもらう事ができました。

これは、全然僕の実力とかではなくてたまたま偶然が重なっただけなのですが…

その辺りから所長の態度も変わって、それ以降自分が辞めるまでそれなりに良い関係を築けていたと思います。

慣れと限界

症状が出ることはあっても、少しずつ仕事に慣れていきました。

5年間、この仕事で沢山のお店や会社に訪問しました。

仕事、という目的があると苦手だったお店も少し行きやすかったりしました。

プライベートでもお客さんの美容室、飲食店、いろいろなお店で買い物をしたりしました。

気付いたら以前に比べてできる事が結構増えていました。

でも新規営業はいつまでたっても苦手でした。今日こそ営業に行こう、と思っても営業に行けず営業先の前を行ったり来たりして終わってしまう日が沢山ありました。

営業所での電話に神経を擦り減らしました。

ミーティングでの発表では声や足が震えました。

日に日に思考が停止していく感じがして、そろそろ限界だと思い会社を辞めることにしました。

得たもの

この会社で得たものはたくさんの経験でした。

社交不安障害の症状はなくなりませんでしたが、経験を積むことで少しは慣れるものもあると分かりました。

身近で営業職の方達をみて、自分に営業が向いていない事が良く分かりました。

そんな僕と契約してくれた方もいたりして、苦手だけど全然ダメな訳じゃないんだって思いました。

駄目な自分を営業所の仲間たちは受け入れてくれました。

自分が大嫌いでしたが、社交不安障害だからって自分の全てが駄目なわけではないんだと思えた気がします。

振り返ると、社交不安障害で悩んだ事も、動けなくなってしまった事も、自分を攻撃してきた事も、自分なりに社交不安障害と戦っていた時間だったんだと思います。

正直言ってなにがきっかけなのか良く覚えていないのですが、もう克服するのはいいや、って思うようになりました。

受け入れた、というより諦めに近いのかもしれません。

性格、個性、みたいな感じで捉えています。

症状が出る事もありますが、頑張ってるなー自分、って思ったりして前程落ち込まなくなったと思います。

以前より仕事環境が精神的負担になっていないのも大きいかもしれませんが…

社交不安障害の方に

これはあくまで僕の場合なので、あんまり参考にならないかもしれません。

克服しようとして無理する事は鬱病などの危険もあるので注意が必要です。

こうやったら良い、とかは専門家ではないので言えませんが・・・

もし、社交不安障害で悩んでいる方が読んでくれているのなら伝えたいことがあります。

「いつもお疲れ様です」

ということです。

学校や会社のなかでは社交不安症はとても辛いと思います。

誰にも言えずひとりで戦ってきたんだと思います。

何かやりたい事があって、そのために症状を克服しようと頑張っている人もいるから、今のままでいい、とか簡単に言えませんが。

症状が出てしまったとき、その後自分を責めることを今よりすこしだけ優しくしてみてほしいです。

回避してしまったとき、もし嫌な気持ちになるのなら、やりたいのに出来なかったっていうことなんだと思います。

それは自分自身と、社交不安と戦っているってことです。

きっとすごく勇気が必要なんです。

だから責めないでほしいと思うのです。

もし、ダメそうなときはいつでもお話聞かせて下さい。

お問い合わせでも、コメントでもTwitterでもお待ちしてますので。

お読みいただきありがとうございました。

コメント

  1. […] 囚われ、克服することに20代を費やしてしまいました。(詳しく書いた記事はこちら) […]

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