こんにちは、こもれびです。
YAMAHAといえばピアノや音楽教室など、音楽に関わっていなくても一度は聞いたことがあるブランドだと思います。
今回はアコギ入門用として人気のヤマハのアコースティックギターF600について実際に購入してみた感想を書いてみたいと思います。
結論からいうと、
初心者用ギターとしておすすめできる一本だと感じました。
・F600を買おうか悩んでいる
・初心者用のアコギを探している
といった方に参考にしていただけたら嬉しいです。
口コミを検証してみました
F600はこんなギター
ヤマハF600は島村楽器オンラインストア限定モデルのアコースティックギターです。
特徴は
・ヤマハFGという伝統的設計を踏襲したデザイン
・弦長がFSシリーズと同じくやや短い634㎜(FGは650㎜)
ボディが大きめ、弦長が短めという感じですね!
弦長が短くなると弦の張力も弱くなるので弾きやすくなります。
島村楽器オンラインストアさんのホームページでは「当店で一番人気」「シンプルイズベストなギター」と紹介されています。
こちらの動画で詳しく説明されています。
通販サイトのレビュー良い評価
Amazon、楽天、ヤフーのレビューを見てみると、全体的には良い評価がとても多い印象。
・音色が良い
・値段を考えれば可
・ヤマハ製で安心
といった声がありました。
気になるレビューも・・・
良い評価が多いなか気になるレビューもありました。
まとめると
・ビブラートをすると金属をやすりで削ったような音がする
・傷があった
・チューナーが使えない(初心者12点セット)
・バリ、仕上げが不十分
・指板が色落ちして指が黒くなった
・クリーナーの液体が漏れていた(初心者セット)
・弦高が高い
といった感じ。
これについて実際に購入してみた感想を書いてみたいと思います。
個体差や配送の状況にもよるので、僕の場合&個人的な感想になってしまいますが参考になれば嬉しいです。
ビブラートをすると金属をやすりで削ったような音がする
僕が買ったものもこの音がしました。
ビブラートやチョーキングでガリガリ音がします。
「弦かフレットが錆びてるのか?」と思いましたが錆びていませんでした。
ネット検索ではフレット擦り合わせ時のやすりの傷が残っている、という情報もありました。
実際は分かりませんが自分の感覚としてはこの説明がしっくりきました。
しばらく弾いていたらガリガリ音は消えて気にならなくなりました。
もし消えない場合はマスキングをしてピカールで磨くつもりでした。
探してみたらフレット磨きに便利そうな商品がありました!
マスキングの手間も省けて研磨剤とクロスもセットで普通に欲しい!
傷があった
僕のは気になるような傷はありませんでした。
もし、ひどい傷があった場合などは交換の対象になると思います。
チューナーが使えない
初心者12点セットのチューナーが使えない、というレビューがいくつかありました。
説明書に日本語がなくてわかりにくいかもしれません。
普段使っているクリップ式チューナーと比べてみましたが、精度は少し悪いように感じました。
他のチューナーを用意する、スマホのアプリを使うのが良いかもしれません。
バリ、仕上げが不十分
「なんか穴からカラカラ音がするぞ?ピック落としたかな?」
そう思ってサウンドホールから中を覗いたら木の削りカスが結構入っていました。
素人目ですが内部はバリもあり荒い印象。
個体差もあると思いますが、表面に関しては特に気になるような場所はなかったです。
個人的には十分満足でした!
指板が色落ちして指が黒くなった
これも少しありました。
しかし、不良品というわけではなさそうです。
指板を黒く着色していると思われます。
F600はローズウッドという木の指板です。
同じローズウッドでも産地や部位によって色味が変わってくるようです。
ローズウッド指板は一般的に色の濃いものが好まれる傾向にあるので、着色されることもあるみたいです。
コストを下げる為には高級木材は使えませんし、あまりにも色が薄くムラがあっても・・・
ということでしょうか。
僕自身は「お化粧みたいなもんかな」くらいな感覚です。値段を考えたら全然OK。
ちなみに指が黒くなったのは最初のうちだけでした。
クロスで拭いたら色落ちしたムラがあまり気にならなくなったのですが一応写真を撮ってみました。
クリーナーの液体が漏れていた(初心者セット)
レビューを見ていると何件かあったのですが僕のは大丈夫でした。
弦高が高い
保管状況によるネックの反りやサドルなどで個体差があるところかもしれません。
商品ページのQ&Aでメーカーの基準値が出ていました。
1弦が2㎜前後
6弦が2.5㎜前後
ということらしいです。
個人的に弦高は弾きやすさに大きく影響してくるのでこだわりたいところ。
僕のを測ったところ12フレット上で1弦が2.2㎜、6弦が3.2㎜でした。
6弦側が3㎜以上で正直ちょっと弾きずらい感じがしました。
弦高調整をすることで改善できる部分ですが、自分で行うのはちょっとハードル高い・・・
有料になってしまいますが楽器屋さんに持ち込んで調整してもらうのが安心かもしれません。
一応僕は自分で調整をやってみたので別の記事に書いてみました。
YAMAHAではありませんが、こちらの調整済みの入門モデルも超おすすめです!
好きなところ
上の動画にもありましたがネックがサラサラして気持ちいいです。
サテンフィニッシュ、という塗装らしいです。
個人的にはかなり好きなポイント。
結論
初心者の1本目として
F600は初心者の1本目のギターとしておすすめです。
「続くかわからないし、あんまり予算をかけられない」
という人にはぴったりなギターではないでしょうか。
ギターの挫折率ってかなり高いんですよね。ちゃんと音を出すことさえも難しいです。
時間をかけたら誰もが弾けるようになると思いますが、「やっぱやーめた」なんてことも全然ありえると思います。
僕的にはやってみて合わないと思うならやめてしまうことも全然あり(子育て目線)
逆に少しでも面白いと思うなら、弾けなくても時間をかけて弾き続けてもらいたい
F600は演奏に最低限必要な「チューニングが合う」はもちろん、ギターの音がちゃんとします。
当たり前といえばそうかもしれませんが、2万円でギターの音がするのって凄くないですか⁉
安くても弾き方を覚えて上達していけるギターだと思います。
こちらは単品
こちらは初心者セット
2本目以降は
たとえば現在1万円前後のギターを使っていて、2本目ステップアップにF600をということであれば、僕ならもう少し予算追加してFS、FG800番台シリーズ辺りにすると思います。
理由はすでにギターを続けていて辞めてしまうリスクが少ないこと。
F600はボディトップが合板でFS/FG800番台シリーズが単板を使用しています。
合板は丈夫で扱いやすく安価なので初心者におすすめですが、単板の方が音の響きは豊かになります。
というわけで2本目以降ならFS/FG800番台シリーズ、おすすめです。
以上、個人的な感想になりますが参考になったら嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました!
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